一般外科
外科手術は、“その子が再び健やかに暮らすための大切な選択肢”です。
当院では「安全に生きて帰れるかどうか」を最優先に判断し、必要な外科治療を行います。
当院の外科が大切にしていること
外科手術と聞くと不安を感じる飼い主様は多いと思います。しかし外科は、痛み・不快感・命の危険を改善し、その子の生活の質(QOL)を大きく向上させる治療です。千歳船橋あむ動物病院では、「手術できるかどうか」ではなく「安全に行えるかどうか」を丁寧に評価し、その子にとって最善の方法をご提案します。
外科手術を支える“強い麻酔体制”
重症例の麻酔管理経験が豊富な獣医師が複数名在籍しており、術前から術後までを通した麻酔・全身管理に強みがあります。これは外科の安全性を大きく左右する、当院ならではの力です。
「当院でやるべきか」「専門病院へ紹介すべきか」を正確に判断
手術そのものの難易度だけでなく、術後管理・全身状態・麻酔リスク・予後のシナリオまで含めて判断します。二次診療施設で経験を積んだ獣医師が複数名在籍しているため、“当院の規模で安全に行えるかどうか”を見誤らず、飼い主様にとって誠実な選択肢を提案できます。
「手術ができること」と「安全に生きて帰ること」は、まったく別の話です
外科手術は、適切な麻酔や術後管理、技術だけでは成立しません。
- 必要な設備
- 人員体制
- 合併症リスクの予測
- 術後の生活まで含めた見通し
これらを総合して判断できなければ、良い外科治療にはなりません。当院は、その子が安全に家に帰ることを最優先に外科を行っています。
当院で行っている外科手術の例
当院で行う外科手術は、“安全に実施できる範囲のもの” “術後管理まで含めて責任を持てるもの” に限定して対応しています。
以下は、実際に当院で行っている手術の一例です。
- 胃内異物摘出(胃切開)
- 消化管異物摘出(腸切開)
- 小腸部分切除・吻合
- 大腸切除
- 胃瘻チューブ設置
- 空腸瘻チューブ設置
- 消化管穿孔部の修復
- 腸重積の整復
- 脾臓摘出(腫瘍・破裂)
- 膀胱切開(結石・腫瘍)
- 膀胱腫瘍部分切除
- 避妊手術(卵巣摘出・卵巣子宮摘出)
- 去勢手術
- 子宮蓄膿症手術
- 停留精巣摘出(腹腔内・鼠径部)
- 精巣腫瘍摘出
- 皮膚・皮下腫瘍切除
- 脂肪腫摘出
- 乳腺腫瘍切除(部分・片側・両側)
- 乳腺全摘
- 皮弁形成術(アドバンスフラップ/ローテーションフラップ)
- 交通事故・咬傷の創傷処置
- 肛門嚢摘出
- 肛門周囲腫瘍の切除
- 臍ヘルニア整復
- 鼠径ヘルニア整復
- 眼球摘出
- 眼瞼腫瘍摘出
- 眼瞼形成術
- チェリーアイ整復術
手術の種類が特別に多いわけではありませんが、“安全に行える手術だけを、責任を持って提供する”という姿勢こそ、当院の外科の大切な価値だと考えています。
他院で手術を断られた場合もご相談ください
以下のような理由で治療を諦めてしまう必要はありません。
- 年齢が高い
- 心臓・腎臓などの持病がある
- 設備の問題で断られた
- 「リスクが高い」と言われた
当院では、“安全に行えるかどうか” を医学的に丁寧に評価し、最善の選択肢をご提案します。手術をする/しない、どちらも含めて一緒に考えます。
